いっそ握り潰せ、もっと強く。

破壊しろ、遠慮は要らない。

圧に屈し、やがてそれは滴り落ちる。

踵で踏みつけろ。

弧を描くように、地に染みるまでだ、もっと強く。

地獄の血の池よりも、深く深く沈めればいい。

底の感触がしたらまだだ。

存在している証拠だろう?

……足りない。

 

ならば内側から蝕めばいい。

傷つけて毒を擦り込むんだ、たっぷりと。

腐り果て、やがてそれは食われる。

熱と化したらまだだ。

……おかしいよな。

 

どうやっても存在してしまうのか。

どうすればいい?

続くんだ、永遠に。